君が愛しい人は月だ

 

 

 

 

 

 

愛って何だ?

 

 

 

それは食べられるのか?

 

 

 

う~ん

 

こう考えてみて欲しい

 

 

 

どうして

 

呼吸は一度も休むことなく

 

続いているのか?

 

 

 

どうして

 

息が出ては

 

入ってくるの?

 

 

 

何が

 

呼吸を支えているの?

 

 

 

誰が

 

あなたの口元に

 

空気を運んでいるの?

 

 

 

ここが

 

愛の入り口

 

 

 

 

 

 

愛を知るためには

 

人は

 

まず自分自身の無力を感じなければならない

 

 

 

それは言ってしまえば

 

エゴの無力感だ

 

 

 

君は

 

自分の力で

 

呼吸を止めることができないんだ

 

 

 

自分の力で

 

爪が伸びるのを止めることができないんだ

 

 

 

愛しい人が

 

死んでいく

 

それを君はストップできないんだ

 

 

 

さあ

 

今、目の前で起こっているコレ

 

コレが

 

一体何なのか

 

君は真剣に直面したことがあるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

君が

 

エゴが

 

自分の無力感を痛感する度合いに応じて

 

 

 

愛が

 

君に流れ出す

 

 

 

そうなってみてわかることは

 

残念なことに

 

愛が流れくるのを止めていたのは

 

自分の頭の余計な力みだったんだっていうこと

 

 

 

愛は

 

おかしなことに

 

いつもここにあるんだ

 

 

 

 

 

 

 

君の愛しいあの人は

 

一体何のために君と出会ったのか?

 

 

 

愛が

 

君の中にあることを示すため

 

 

 

愛を示す指のようなもの

 

 

 

それは

 

月だ

 

 

 

月は

 

光を君に見せる

 

 

 

君の愛しい人は

 

月のようなもの

 

 

 

月が見えなくなっても

 

光が消えたとは

 

君は思わないだろう

 

 

 

それと全く同じように

 

愛しい人が消えても

 

その人が指し示した愛は

 

消えるようなものじゃない

 

 

 

さあ

 

愛しい人を入り口にして

 

内なる愛に帰って行くんだ!

 

 

 

絡み合って

 

相手の中に愛を見失うのではなくて

 

方向を転換して

 

自分の内に向かうんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

愛しき人を見つけた人は幸いなり

 

 

 

なぜなら

 

愛しい人にとどまらず

 

万物の中に愛を見出すようになるから

 

 

 

愛は

 

この空間に染みている

 

 

 

大地にも

 

 

 

川に反射する光にも

 

 

 

アスファルトにも

 

 

 

風にも

 

 

 

雨にも

 

 

 

目の前の机にも

 

 

 

 

もしくは生命の躍動が

 

君が目を向けるのを

 

今か今かと

 

待っている

 

 

 

ずっと

 

ずっと

 

永遠に

 

待っている

 

 

 

愛は

 

よく待つんだ

 

 

 

君が魂の旅路に

 

愛と祝福をこめて

 

光平

 

 

  

 

 

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