他者を鏡としてみる,  光平のこと

キミがいてくれるから

光平

 

朝 起きるとすぐ

陽子はパソコンに向かってせっせと仕事を始めます

 

陽子は朝型だからね

 

台所を歩く姿は見るからに やっこそう

(注:やっこい=やわらかい、ふにゃふにゃな様子)

 

僕が生まれ育った青森ではよく朝方や夜中に

狸がサササーっと車道を危なく横切るのだが

 

陽子はまさにそんな感じ

 

陽子ちゃん 

車に轢かれないように気をつけてね

 

実際

外を二人で歩いていると

陽子ちゃんは車道を横切るとき危なっかしくて

 

車が来ると僕は言う

「陽子ちゃん 車が来たよ!」

 

すると陽子が言う

「見えてる!」

 

まあそんなふうに

二人で楽しく暮らしてますが

あなたはいかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

 

ふたりで一緒にいると

僕はつくづく思うのですが

 

自分のことって

自分一人だとわからないものです

 

 

たとえば

夜 陽子が家着に着替えて颯爽と現れると

 

その歩いている姿が面白すぎて

僕は笑えてしまう

「陽子ちゃん 君は面白いね!」

 

陽子が言う

「光平の方がおもしろい!」

 

二人が一緒にいるのは

お互いの姿を知るため

 

神様が人間を作ったのも

それと同じなのでしょう

 

 

木は

自分だけでは

自分を知らない

 

木を見る人がいてこそ

木は木としてここにいる

 

 

誰かが空を見てこそ

空はここにある

 

 

あなたがここにいてくれるから

僕は自分が誰かがわかる

 

 

「陽子ちゃん 君は一体何なんだ?」

 

「光平こそ!」

 

 

君がいてくれて

 

僕がいる

 

 

 

この永遠なる戯れに

感謝をこめて

 

光平

 

 

 

 

 

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