男性が陥りやすい過ち
こんにちは
光平です
先日興味深い本に出会いました!
『ヨーガ・ヴァーシシュタ
〜至高の真我〜』
これはインドの古い聖典の一つらしく
ラマナ・マハリシが弟子に読むように進めた本の一つとのこと
読んでみると
鬼女の悟りや悪魔の解脱
女性の覚者の話もありまして
とても興味深かったです!
その中でも
女王チューダーラと王シキドヴァジャの話を
少しご紹介させていただきます
女王であるチューダーラが
先に悟りに達するのですが
王は苦しみ続ける日々を送っています
悟りに達した女王の言葉も全く耳に入らず
王はある日城を捨てたい想いを女王に漏らします
「愛しい人よ・・
私は王として享楽の限りを尽くしてきた。
しかしそれでも苦しみが消えることがない。
この苦しみばかりの世界から逃れるために、
私は城を捨てて苦行に入ろうかと思う。」
女王のチューダーラが答えて言います
「隠遁生活というのは、
あなたのような年齢には似つかわしくありません。
春に花が咲き 秋に実がなるように、
適切な時期になされた行為が、
適切な成果を生み出すのです。
統治を終えて老齢に入ったら、一緒に森に参りましょう。」
しかし
王は女王の言葉に耳を傾けません
「君はまだ幼いから、
私の言うことがわからないのだ。」
そして王は
夜にこっそりと城を抜け出したのでした
(ああ なんということだろう)と
女王は心を痛めますが
そこからは一人で国を統治することに
そして18年という月日が流れ
女王は思います
(そろそろ王の心は成熟しているのではないか・・)
王が隠遁している場所に向かって
彼の様子を窺います
すると
肌も汚れで黒ずみ
髪もぼうぼうで
あまりに変わり果てた彼の姿に愕然とします
(ああ なんということだろう
この有り様は愚か者のすることである)
そう思いつつ
チューダーラは自分の姿を変えて
王を悟りに導くべく近づくことにしたのです
なぜなら・・・
女王は
もう一度
彼と一緒に暮らしたいという想いがあったから
実に
どんな悟りに達しようと
どんな境地に確立されようと
人間は人間なのです
女性は
愛する人を想い
その人が苦しんでいるなら
どうにかして助けてあげたいと思うもの
解脱に達していたチューダーラでさえ
愛する夫への想いが消えることはなかったのです
ここが
しばしば男性や
男性的マインドを持つ女性が勘違いするところ・・・
『想い』まで捨てようとするのです
好きという想いも手放さなくちゃ!
執着を手放さなくては!
そうしなくては苦しみから救われない
だから
私は家や恋人や家族も放棄する!
なんていう思いを抱いて
実際にしばしば大切な人や物を無理やり放棄するのです
しかし実は
ここがさらなる苦しみの入り口
なぜなら
エゴである私が無理やり放棄をしても
それはエゴの束縛を強めるだけだから
人間には
愛の学びのために与えれた
その人に合った仕事や義務があります
これを放棄しても
逆に学びの機会が奪われるだけ
”それ”を捨てる
ということが
”それ”が真実であると認めることになる
ゆえに真の救いは
人や家や想いを捨てたいという
その『私』を放棄すること
このためには
城を出る必要もなく
森であろうと都会であろうと
場所は関係ないのです
過去多くの男性たちがこれを勘違いし
長い隠遁生活や苦行生活の後
この真実を知りひとり愕然とするものでした
女王チューダーラは
愛する夫を導くため
自ら修行僧の男性(ブラーフマナ)に身を扮して近づきます
そして
妻の導きとは知らず
王シキドバシャはついに悟りに達するのでした
王が知るべきことを全て知り
解脱に達したとき
チューダーラははじめて身を明かします
王はなんと
愛する妻の恩寵の深いことかと
深い感謝と愛の念に打たれ
彼女を抱擁するのでした🌷
・・・
はい
そんな悟りや解脱の楽しいお話が盛りだくさんの
『ヨーガ・ヴァーシシュタ
〜至高の真我〜』
男性や
男性的な感性の女性には
超オススメです👍
ではでは
人間としての想いを大切に
愛を学び合う日々を〜👩❤️👩
光平
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floweringセラピー®協会代表 ツインセラピスト
21歳年上のパートナー陽子と、ツインセラピストとして真実の愛を伝えている。今ここにある真実や愛を広く伝えたいというアツい想いで活動中。独自の世界観にファンも多い。元高校英語教師。
ホームページ 『floweringセラピー®』
個人ブログ 『あなたはだぁれ?』