人はどこまでいっても
せざるを得ないことをする
料理人はどういうわけか
料理をするのが好きだ
どういうわけか
子宝に恵まれて
子どもを育てることを愛する人もいる
アスリートは
どういうわけかじっとしていられず
常に体を動かし続ける
そして引退後も後続の指導に関わる
人生って
まさにそういうもの
いつまで経っても
「いや 俺はもういいんだよ」って
何もしないわけにはいかない
エネルギーの火が体に注がれ続ける限り
僕たちはしなきゃいけない
あなたがするべきことを
あなたに定められた仕事を
最後の一息のそのときまで
・・・
（実際はその後も続くから
最後なんてないのだが）
太陽が何の欲望もなく
ただ昇っては沈む
あなたと太陽の間に
何か違いがあるだろうか？
人間は自分が誰かを忘れてしまう
いわゆる『苦しみ』は
本来の自分に抵抗していることを示している
しかし
あなたが太陽であることは
困難が人生から消えるということではない
たとえ細い道であっても
あなたがいつか行く道は
必ず遅かれ早かれ通ることになる
延期はできても中止はできない
あなたがせざるを得ないことは？
ここにいよう
ここにいよう
ただここにいよう
そして
してないのにしなきゃいけないことをしよう
あなたがやるんじゃない
あなたを通して
命
愛
光
神が
それそのものを表現する
そして君は果報から自由になる
僕たちはしなきゃいけない
するという感覚なしに
ただただ与えられた仕事を果たすために
君が命に
祝福をこめて
光平