道は右でもなく左でもなく

 
昔の人は

剃刀のように細い道ともいった

 
ブッダさんは

中道といった

 
右でもなく

左でもなく

 
聖道でもなく

邪道でもなく

 
ただの私

 
ゆえに

『私』が道

 
個別化した私のことではなく

全てを包み込む

『私』というそれが道

 
つまり

選ばないこと

 
 
 
 
 
 
私は

選ばない

 
それはただ起きる

 
内側から

ハートの産道を通って

ただ通り抜ける

 
あの山

遠いか近いか?

 
この道

広いか狭いか?

 
それはただある

 
遠いも近いもなく

広いも狭いもなく

 
ただそれは

ある

 

 

 

 

 

 

君は生まれ出ずる故郷のことを覚えているか?

 
故郷とは

私のこと

 
あなたの中の

私のこと

 
私は汚れもせず

清くもなく

ただここにある

 
あなたがどうやって私から離れられるだろう?

 
私はどこにもいかず

いつもここにいて

あなたの帰りを待っている

 
私はいつも

あなたとともに

ここにある

 
 
 
 
 
 
 
道は右でもなく左でもなく

 

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