血の家族と霊の家族

 

血の家族

 

それは

肉体を生み育て

器を作ってくれる家族のこと

 

肉の家族だ

 

それはとても重要だ

 

なぜなら

この肉体現実において

ただ単に生き延びるだけでも

多大な努力を要するから

 

危険から守り

規律を教え

立派に大人になるには

いわゆるお父さんお母さんの助けは非常に重要だ

それはラブだ

 

あなたを殺さず

ここまで生存させてくれたのだから

血の家族には感謝しなければならない

 

 

 

 

一方それに対して

霊の家族というものがある

 

それは

スピリットが導く家族のこと

 

肉体という器に入っている

より精妙なアナタの家族のこと

 

天界でともに過ごし学んだ仲間との再会

 

それは

言葉にしがたいほど素敵だ

 

霊の家族

それは損得勘定なしに出会う

 

欲望の取引ではなく

お互いの学びのために

スピリットに導かれて当然のように時間をともにする

 

そして学びが終わると

また自然と離れる

 

そこに悲しみはない

なぜなら

また形を変えて

必ず出会うから 

 

 

 

 

血の家族と霊の家族

それはときに一致することもある

 

でも

恐れや疑い、嫉妬などにまみれて

憎しみをぶつけあっているうちは

絶対にその自覚は起きない

 

肉体を維持する恐れの意識圏から抜け出して

ハートが開き

自分ではないより大きな力に導かれる自覚が高まるほどに

血の家族ではないもうひとつの家族と必ず出会う

 

そしてそのために何よりも大事なことは

スピリットのディセンションだ

 

基本的に

最初はスピリットは肉体に降りてこない

 

怖がっているんだ

肉体の次元に降りてくるのを

とても怖がっている

 

というのは

多くの人は

多かれ少なかれ

過去生のどこかで

スピリットの導きのままに生きていた時代が

必ずあった

 

愛の流れに従って生きていた時代のことだ

 

真実の言葉を

とめどなく話していた時代だ

 

しかし

そうやって生きていたそのとき

愛や真実を表現するがあまり

多くの人が傷つけられた経験を持っている

 

たとえば

魔女狩りだったかもしれない

踏み絵だったかもしれない

狂人扱いされて

幽閉されて

失意のまま一回のまばゆい人生を閉じる・・・

 

 

 

 

 

愛や真実

それはまばゆい光のようなもの

 

それは

重たい暗闇にとっては

ときに脅威だ

 

ゆえに

迫害されたり

幽閉されて肉体を傷つけられたりと

ひどく傷つけられた過去の痛みは

時代を経ても

肉体の目に見えない身体に記録されている

 

そういう

自己に忠実に言葉を話すがゆえに

傷つけられた痛みが

スピリットのディセンションを阻む

 

また

怖いことになったらどうしよう・・・って

 

肉体は怖い

怖いよ

って

 

 

 

 

 

しかし

感情体に蓄積された古い痛みが

どんどんどんどん抜けていったなら

その抜けた分だけ

スピリットが再び降りてくる余地を得る

 

再び

スピリットに導かれる今を生きるときだ

 

それは

人間の私が話しているのではない

という感覚

 

何か大きな力が

私を通り抜けている

私はただの筒

そんな感覚

 

そう

肉体人間としての器は

まるで水道の蛇口のようなもの

 

その蛇口から

愛が

命が

光が

次から次へと湧き出てくる

 

あなたにコントロールできるものじゃない

 

湧き出るその圧は

エゴがふさげるものじゃない

 

その季節の到来は

人間関係を劇的に変化させる

 

出会いと別れに対する見方が

完全に変わってしまうんだ

 

スピリットに導かれるままに

出会うべき人に出会い

別れるべきときに別れ

ただ学びを深める

 

愛の学びだ

 

 

 

生きて学ぶことはこれしかない

 

 

 

 

 

それだけが

どうして私がここにいるのか

解き明かしてくれる

 

それだけが

永遠の喜びを教えてくれる

 

それだけが

男と女を越えた交わりを可能にする

 

この机とカーテンとあなたは

分離したものじゃないんだって

静かに教えてくれるんだ

 

なぜなら

愛は

いつもここにいて

どこにもいかないから

 

傷ついたその過去においても

今も

そしてこれからも

 

愛は

絵が描かれた背景のキャンバスのように

いつもここに

この静寂の中に

ある

 

君が愛だ

 

 

 

 

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