ただ『私』だけが存在する

  
右手と左手は

同じ一つの体であるように

 
思考と感情は

同じ一つの源であるように

 
私たちは

同じ一つの『私』

 
木々の『私』と

あなたの『私』は

違うものだろうか?

 
あなたの『私』と

私の『私』は

違うものだろうか?

 
『私』はたった一つ

 
ゆえに

『私』が神の名

 
たった一つの『私』の音が

今この瞬間を創造し続けている

 
 
 


 
それは絶え間なき波の戯れのよう

 
大きなMの音が鳴り響く

 
その波の上を

小さなmがサーフィンしている

 
大きな大きな

静寂の音が

僕たち人間を支え養う

 
大きな大きな『私』が

私たちを運んでいる

 
小さな私に何ができるだろう?

 
大きな『私』の写しである小さな私は

大きな『私』と同じように

波を創造する

 
波の振動をつくる

 
波のリズムをつくる

 
私から生まれた波もまた私

 
かくして私は私を私たらしめる

 
 
 
 
 
 
 
円の中心に帰る時間だ

 
それはどこにあるだろう?

 
まるで底なしの無

 
その点で

 
『私』はあらゆる私を方向づける

 
円の中心に誰がいる?

 
円の中心に座す『私』

 
『私』は一体誰か?

 
 
 
 
 
 
 
偉大なる沈黙

 
音の背景に常に流れる白い音

 
何を足すこともできない

 
何を引くこともできない

 
絶対不変なる何か

 

あらゆる私が

私の中心なる『私』に帰る

 
私は私

 
あらゆる私が

今日もドラマを繰り広げる

 
それを見ている私は誰か?

 

 
I AM.

 
I AM THAT.

 
I AM.

 
.

 

 

この記事をシェアする

コメントを残す