徒然なるままに

 

実のところ
『生まれ変わり』というのも
一つの観念にすぎない
 
それは
ある人にはあるが
ない人にはない
 
確かに
見かけ上は
生まれ変わっていくように見える
 
しかし実際は
あなたの中の景色が移り変わっているだけで
『あなた』が生まれ変わっているのではない
 
あなたは生まれることもなく
死ぬこともない
 
あなたはず〜っと
ここにいっぱなし
 
あなたは何にも変わらないのだ
 
「え〜
 変わらないなんて
 そんなのイヤだ〜」
 
「そんなのつまんないもん!
 私は変わりたいの!」 
 
そうやって人は
生まれ変わっていく
 
飽きることなく生と死を繰り返し
体験という体験を味わい尽くし
「あ〜 もう目新しいこともないな・・・」って
そんな気持ちになって帰路につく
 
遊び疲れた子どもは
いつかは家に帰るのだ
 


花には香りがある
 
誰もそれを奪えない
 
川は流れる
 
誰もそれを変えられない
 
空は青い
 
それは自然なこと
 
同じように
あなたには愛・光・命
という質が備わっている
 
この3つの絵の具によって
あなたの人間としての人生が描き出される
 
あなたという白いキャンバスに
あなたという人間が漫画のように展開していく
 
一体誰が描いているのか不思議なことである
 
年上の女房を「小学3年生」と呼び
それでいて「君を看取りたい」と告白させる
 
こんなシナリオを書いたやつの顔を見てみたいものである
 
その人の顔を見た者は
生きて帰れないという伝説がある
 
電圧が強すぎて
人間モーターがショートしてしまうのだ
 
それでも
フツーのふりして暮らしている人たちが
今の時代はそこそこいる

 

 

家に帰るとは・・・
 
描かれた私が
白いキャンバスに気がつくこと
 
それでも
マンガはずっと続いていく
 
筆豆な筆者が
その仕事を休むことは一瞬もない
 
だから
同じように私たちも働かなくてはならない
 
「ある」という光は
休むことなくこの世を照らしている
 
「ある」が真実であって
「ない」が幻想である
 
一度でも本当の私を知ったなら
あなたはあなたをもっと楽しむ
 
あなたはあなたらしくなる
 
あなたはただ
せざるをえないことをする
 
苦しみがあろうと
喜びがあろうと
もはやあなたは気にしない
 
ただただ命に運ばれて
あるがままの今を味わう

このオーケストラの一員として
自分の持ち場の責任を果たす
 


地球はとっても美しい
 
星の引力に惹かれて
僕たちはここにやってきた
 
結局のところ
目の前に現れた人を愛する
 
それしかできることはない
 
愛することに『方法』はない
 
湧き出るままにニコっとする
 
なんだよそれはとムスっとする
 
そしてまた日が暮れていく
 
この永遠の戯れに
愛と感謝をこめて
光平
 

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