今しかないんだ
今しかないんだぜ
今しか
本当に存在するのは
今しかないんだ
本当に言葉で語るもどうしようもない
まあ、いつものことだが（笑）
今しかないんだって
それが本当に分かったらば
どうして悩むのか？
過去はないんだぜ
未来もないんだ
じゃあ
どうやって悩みようがある？
マインドがホームになっているうちは
『今』って聞くと
人は数直線上のある一点を思いうかべる
でも
『今』っていうのは
時のある一点っていうよりも
ここにいる君という空間のこと
君という名の空間が今だ
君が
ニセモノの君にしがみつかなければ
今この瞬間
君はスペースだ
ほら
音が聞こえるだろう
その音は
君の中でこだまする
ほら
愛しい人が見えるだろう
君の中にいるんだ
今しかないんだぜ
今この瞬間以外の全ては
幻想なんだぜ
頭にとってはさぞ恐ろしかろう
未来の約束
はかないものだ
明日も君のことが好きかなんて
そんなのどうやって保証できる？
でも
頭が保証を求めるのは
それは
今という瞬間と
うまく接続できていないから
今という豊かさを
まだ知らないから
本気で
今という君の身体を知ったらば
未来の約束なんて
はなから吹っ飛ぶ
今だ
今じゃない
今だ
今
好きな人に
好きって言うんだ！
恋せよ乙女
当たって砕けろ
花咲く前に枯れる花は
げに悲しきものぞ
砕けてその割れ目から
何かが静かに顔を出す
ニセモノの君が割れて
ホンモノが生まれる
死はいいものだ
肉体死のことではない
他者の肉体死に
自らの死を投影することなかれ
古い君が死ぬ
恐れを持った君だ
そして
愛が生まれる
当たって砕ける情熱が
愛である君を
ぱっかーんと目覚めさせる
命は
全然安全なんかじゃない
命は
安全じゃないんだ
生きることは
安全を追い求めるのなら
きれいサッパリ死んでしまう
いかなきゃいけないんだ
危険でも
それが君の心ある道なら
今この一回分の個性にしがみつかないで
内側から湧き出る愛を生きよう
君は
今
生きている
今しかないんだ
今しか
今この瞬間
命はあまりに生き切っている
生きる君に
愛と祝福をこめて
光平
