安心していいんだよ

 

君はここにいる

 

君はここにいるの?

 

ここにいるんだ

 

 

 

ここにいるのに

 

理由なんて持たなくていいんだ

 

安心するのに

 

理由なんていらないんだ

 

 

 

ただ

 

今ここにいて

 

安心してていいんだ

 

何かに追いかけられなきゃいけない

 

なんてことないんだ

 

 

 

 

 

君を追っかけるのは頭だ

 

仕事のこと

 

家族のこと

 

恋人のこと

 

ありもしないことから

 

あるかもしれないことまで

 

予行演習が尽きない

 

 

 

または

 

体に刻まれた

 

細胞の傷

 

古い轍が

 

君を追い立てる

 

 

 

うまくいきそうになると

 

君を駆り立てる

 

不安を煽る

 

本当に大丈夫か?

 

うまくいきすぎだぞ

 

被害者の轍に君を入れようとする

 

 

 

そんなのいいんだよ

 

 

 

轍なんていいから

 

 

 

轍の中で

 

より良い自分になる?

 

 

 

いいから

 

そこから出て

 

ここにおいでよ

 

 

 

轍は

 

過去の慣性の法則からできている

 

ほとんどは過去生からの筋金入りの流れだ

 

 

 

過去の君なんて

 

引きずられるなよ

 

 

 

一万年前も一年前も

 

過ぎてしまえば同じこと

 

 

 

一瞬前のことなんて

 

君を縛る力を持っていない

 

 

 

なのに

 

そこに君を縛る力を与えているのが

 

君自身

 

 

 

あらゆる過去から自由になったら

 

一体何が

 

君の手元に残る?

 

 

 

君が残る

 

 

 

何者でもない

 

君が残る

 

 

 

おかしなことに

 

その君を

 

愛と呼ぶ

 

 

 

 

これは論理破綻だ

 

真実は

 

論理の言葉を軽く飛び越える

 

 

 

君は

 

今までも君だったし

 

これからも

 

ずっと君だ

 

 

 

頭がこれを聞いたら

 

きっとガッカリするだろう

 

将来とてつもない私になっていたい

 

そう頭は思うから

 

 

 

でも

 

もしハートがこれを聞いたらば

 

うんうんと首を縦に振る

 

 

 

それは永遠への入り口

 

時間の概念で考えた永遠ではない

 

 

この一瞬

 

永遠に続く今

 

それは

 

時間ではない

 

空間でもない

 

この

 

 

ゼロポイント

 

 

 

おめでとう

 

君は

 

今この瞬間

 

何にでもなれる

 

心踊る恋人

 

ホームレス

 

コンビニの店員

 

何でも選択できる

 

もしくは

 

何にもならないことだって

 

 

 

それでも

 

君の灯を

 

誰かが待っている

 

 

 

それは

 

ライフパスによってできたご縁だ

 

君にしか手渡せない人がいる

 

愛のリレーだ

 

君から私へ

 

私から君へ

 

 

 

愛の灯は

 

君なぞないのだ

 

というところまで

 

君を連れていく

 

 

 

君なぞないのだ

 

 

 

今ここにいる君は

 

君とさえ呼べない君

 

 

 

誰かになりたい?

 

しがみつきたい?

 

それが旅の始まり

 

 

 

旅の終わり

 

それはストーリーの終わり

 

the end of the story 

 

 

 

ホッとするね

 

家に帰って

 

あらゆる仮面を

 

肩から下ろす

 

 

 

誰でもない君が

 

今ここに

 

染み渡っている

 

 

 

安心していいんだよ

 

何があってもなくても

 

君は

 

ずっと

 

ここにいるから

 

 

 

それが恐ろしいんだよ

 

って頭は言うかしら

 

そこから抜けて

 

ここにきて

 

 

 

 

 

愛と祝福をこめて

 

光平

 

 

 

 

 

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