これ
勘違いしやすいんだ
愛は
ストーリーではないんだ
例えば
大切な人とお別れした
恋人
子供
親と
お別れをした
そして
良き日の思い出を
ストーリーを
頭の中で繰り返す
これは
愛ではないんだ
過去の遺物の中に
愛はないんだ
ストーリーっていうのは
過去のものだ
そして
まだ来ていない未来のものだ
愛は
過ぎ去った何かじゃない
これから来るのを待たなきゃいけない
そんな何かじゃない
あの人がいなきゃ
愛がない？
そんなもんじゃない
愛は
本当に
今ここにあるんだ
じゃあ
なんでこんな一生懸命探し求めちゃうのか？
それがあなたを愛から遠ざける
だからといって
黙って待ってたら見つかるか？
っていうもんでもない
それが
この手の話のむつかしいところ
さあ
真面目～な方法論いきます
しがみついているストーリーを手放す
それが
愛への道
僕たちの体には
ありとあらゆる
付箋がペタペタとくっついている
それが本当の君を見えなくさせている
愛されない女
被害者
どうせ俺なんて
誰か私を幸せにして
そんなストーリー
ペッタペタと貼り付けている
さあ
バッサバッサと
剥がしていく
その度に
きっと涙が流れるだろう
なぜなら
ストーリーを
君の体に貼っつけている接着剤が
感情だから
愛は
ストーリーではない
ストーリーに巻き込まれて
酔っていないで
そこから出ておいで
そしたら
いつも愛に包まれていたことに
ハタと気がつく
確かに
ストーリーから抜け出るのにも
人はストーリーを必要とする
それくらい人間は人間的なんだ
毒を持って毒を制すか・・・
ミイラ取りがミイラになるか・・・
気の長い戦いだ
それでも明けない夜はない
あ～ 起きれない
そんな朝も過ぎ去って
どの瞬間か君は
立ち上がって出かけていく
一生続くかに思えたまどろみから
すっくと立ち上がるその瞬間
そこに働く力を愛と呼んでもいい
愛は
君を決して
立ち止まらせない
決して
過去にしがみつかせない
君にしかできない遊びをするように
内側から突っついてくる！
お金がある？ない？
恋人がいる？いない？
そんなの関係ない
君は今
この瞬間
君にしかできない遊びをするんだ
遊びっていう響きがまずい？
じゃあ仕事だ
この瞬間
神様に託された仕事をするんだ
太陽は草花を照らし
月は内なる道を照らす
君は息を吸っては吐き
思考にしがみついては
それを手放す
君の任務は重大だ
魂は
ありとあらゆる感情をコレクションしたい
体験尽くしたいんだ
君が思いっきり泣いて
悔しがって
怒りに身を震わせる
それがどんなにかけがえないことか
神は君の耳を借りて音を聞く
君の目を借りて風景を味わう
神は
神という言葉を使うのなら
神は
君に本当に
感じて欲しいんだ
愛を
感じて欲しいんだ
愛が
まるで
今も
雨のように
降り注いでいる
それを感じて欲しいんだ
恋人も
子供も親も
みんな鏡だ
彼らを覗き込んで
さあ
どんな付箋をはっつけてるか
見てみるんだ
それを剥がしたらきっと分かる
分かるって言うのも
おかしなくらい
明らかになる
なんていうこともない
ありのままのあなたが
愛だったんだ
愛と祝福をこめて
光平