自分が持ってきた
この体を愛するんだ
この設定を愛するんだ
お金がない？
そんな自分を愛するんだ
お金はあるけど時間がない？
そんな自分を愛するの
時間はあるけど
男がいない？女がいない？
私はひとりぼっち？
そんな自分を愛するんだ
実際
あなたは一人じゃない
今、目の前に何がある？
ペンがある
紙がある
パソコンがある
机がある
色々あるじゃないか？
そんなものじゃ満足できない？
だから
人間は今ここを去っていく
スマホに手を伸ばす
ゲーム、ライン、FB
誰か私と一緒にいてよ
寂しさを埋めようとする
でも
それで寂しさが埋まったことがあっただろうか？
無意識の轍に喝を入れるんだ
あー ヒマだ
スマホに手を伸ばすその瞬間
一瞬立ち止まってみるんだ
そして
今、目の前にあるものに目を向ける
目の前のつり革を見る
音を聞く
呼吸を感じる
君は
今ここにいるんだ
その瞬間
君は一瞬でもいいから
自分自身に帰ってくる
たとえ一瞬でもいい
ギャップを作り出すんだ
無意識の轍に
一筋の光を差し込ませるんだ
どうぞその後で
スマホを触ってください
何かが変わる
闇と光の関係
知ってますか？
在るのは光
光がない状態が闇
だから
闇には実体がない
ゆえに直接戦おうとすると
必ず負ける
姿がないものに戦いを挑んで
どうやって勝つ？
実際に在るのは
光
在る が
光 なんだ
君 が
光 なんだ
光の方にフォーカスするんだ
そしたら闇は消える
で
僕はあなたに
自分自身を
本当に大切にして欲しい
本当に
在るものに
フォーカスして欲しいんだ
ここに在るものが
君を支えてくれる
今目の前にあるもの
カップ
ストーブ
机
今聞こえる音
風の音
ドライヤーの音
キーボードの音
今感じる感触
肉体感覚
呼吸
あらゆるものたちが
君を呼んでいる
ここに帰っておいで
声なき声で
呼んでいる
すると
君が消える
お金がない？
そんな君が消える
恋人がいない？
そんな君が消える
君とは決して言えない君が
ここに
染み渡る
君が消えて
愛が
ここにある
愛と祝福をこめて
光平