生きることは死とは何かを知ること | ありのままのあなたで生きる

今日は『生と死』の話を書いてみたいと思います

『愛』とは　生きること
『命』そのものです

生きることは　死とは何かを知ることで
より深みが増すでしょう

わたしは来年　還暦です
いつまでもこの肉体での明日が来るとは
思わない年齢になってきました

とはいえ　肉体の死がいつやってくるかは
神のみぞ知るですから
肉体年齢には関係ない話ですね

あなたは死にどんなイメージを持っておられるでしょう？
　

ベッドミドラーの名曲
『The Rose』の歌詞にこういうフレーズがあります

And the soul, afraid of dying
That never learns to live
　
（死を恐れている魂は生きることを学べない）

命は生きたいものです

アスファルトの割れ目からでも　芽を伸ばす草木を見ていると

たとえどんな環境であれ
種が選んだ場所で命を生き切る！　

そんな逞しさを感じます

それと同じ命のパワーが　
わたしたち人間にも宿っています

魂からの願いを実現するために必要な強さは　
わたしたちのDNAに搭載されていると思うのです

でも一方で
人生の挫折を味わうとき
人は「死にたい」と思うことがあります

心の学びをされている方の多くは
死にたいくらい人生が辛かったことが
学びのきっかけになっています

実際　わたしたちのクライアントさんの
8割以上の方が　10代、20代で
「死のうと思ったことがある」とおっしゃいます

もしくは　このままの生活を続けていたら
「死んでしまうかもしれない」
そんな恐怖と対峙されています

わたしも10代の頃そんな風に思ったことがきっかけで
「なぜ生きているんだろう？」
そんなことを考えるようになりました

この「死にたい」「死んでしまいたい」
というのは　命の本音ではありません

これは頭のエゴの声なのです

エゴにとって
頑張っても　頑張っても
人生が思うようにならないことは

死にたいくらいの挫折と絶望　なのです

そのまま死を選んでしまう魂もときにありますが

それでも生きようとする魂もいます

それでも生きようとするのが
命の本来の姿です

生きようとする命のエネルギー
生きてと願う愛のエネルギー

それらに支えられて
今　自分が生きていると思えると

目には見えないけれど
決して自分は一人ではないことがわかるのではないでしょうか？

先日も講座の時に　受講生のSさんが
打ち明けてくれました

「10代の頃、ビルの屋上にいて
ここから飛び降りたら死ねるだろうなと思ったんです。
でもその時、祖母の顔が浮かんで・・・。

ここで私が死んだらおばあちゃんが悲しむと思って
やめました。」

おばあちゃんの愛が届いて
生きなさい！と　命を思い出させてくれたのでしょう

生きてくれていてよかった！

こういうことが護られている証ですね

『私は決して一人で生きているのではない』

あなたがこの意識を持つことができたなら
愛を知らないエゴにも伝わります

エゴは孤独なんです

そのエゴに　愛を教えてあげるのが
愛を知ったわたしたちが　

まず一番にするべきことです

すると　どんな困難になっても
エゴが短絡的に死を選ぶことはなくなるでしょう

この肉体が終わっても
魂の旅は続きます

次の肉体に宿る日がやがてきて
また新しい人生の旅が始まります

よほどの意識の覚醒をしない限り
地球上での魂の旅は続いていくと言われています

命は終わらないのです

あなたのエゴにとって　
『命が終わらない』というのは朗報でしょうか？

それとも　うんざりすることでしょうか？

手塚治虫の作品『火の鳥』の中に

火の鳥の血を飲んで死なない肉体を手にした人の話があります

何が起きても死なないのです
周りの人間全て死んでも死なないのです

そうなると　その人はたまらなく孤独で
死ねないことを苦しみます

皮肉な話ですよね
死を恐れていた時は　なによりも求めていた永遠の命

でもそれは幸せではなかったという・・

『命は続く』としても

今の肉体　この人生には限りがあります

でも
限りがあるから儚くて
明日にはもうないから　今が愛おしくて

そこにストーリーやドラマ
感情や感動がうまれます！

終わりがくるから　今を大切にしたい
今できることを体験したい

人はそう願いますよね

死を恐れるのではなく

終わりがくるから今をどう生きるの？

そう思うと
少しでも　心が喜ぶ時間の過ごし方を
大切にできるのではないでしょうか

今一緒にいる人を大切に
自分の体を大切に

あなたの心に素直になって
悔いのない今を送ってくださいね

わたし自身もあらためて
何を大切に生きたいのか
感じたいと思います

最後に　
死にたいと思いながらも　生きてくれたあなたへ

命を大切にしてくれてありがとう

生きることを体験するために産まれてきたのだから

一緒に愛を生きましょう！

らぶ

陽子

パートナー光平と二人でお送りしているメルマガでは
真実の愛に出逢うための自分の見つめ方をお伝えしています