真実の愛に出会う障害になるもの | ありのままのあなたで生きる

女性なら誰しもが抱く願い
「一人の女性として愛されたい」

セッションの中で涙ながらに
こう打ち明けられる方が多いです

愛のないパートナーシップを体験している方は
愛のない子ども時代を過ごしておられることが多いです

産まれてから安心がない、居場所がない・・

「私は生まれてきてよかったの？」
そんな感覚をずっと抱きながらも
一生懸命生きてきたのです

「残りの人生　愛されたい」
そう願うのは無理もないことです

愛されたいから
『愛とは何か』を知ろうとするし

『自分を愛すること』とも
真剣に向き合っておられるのです

わたし自身も過去そうだったから
そんな女性の繊細な願いは　よくわかります

ただ
魂の成長のプロセスでこの「愛されたい」気持ちが
愛で生きることの障害にもなるんです

今日はそのことについてお話ししますね

自分のインナーチャイルドが癒されて
過去の感情が解放されたなら

愛された感じが増して幸せになる方は
とても多いです

そのまま幸せに
笑顔で生きて行かれる方がおられる一方で

どういう訳か　それでは満足できず
まだ　愛の不足感がなくならない魂さんもおられます

これは魂が持ってきた課題が
人それぞれ違うので　そうなっても
あなたが悪いわけじゃないですよ

人と比べることなく　どんな自分も愛するしかないと
肚を括ってくださいね

それだけ　愛の探求者としての質を強く持って
産まれてきたということです

＊

半年コースの前半が終わり　癒しが進んで　
今ここの愛を感じられるようになったKさん

ご主人との関係がとても穏やかになり
言いたいことも言えるようになってきたのに

人と比べて自分を卑下したり
周りから大切にされていないような「寂しさ」を
感じることから抜け出せなかったり・・

壁を感じておられました

Kさんの気持ちに寄り添っていくと
「愛されたい」「愛されなきゃイヤ」　

そんな気持ちがとても強いことがわかりました

お母さんからの暴力やネグレクトがあって
傷ついたインナーチャイルドがいるので
その気持ちを抱くのは無理もありません

でも　チャイルドが癒やされた後も　
「愛がない」という観念を強く持ち続けてしまうと

愛を受け取れなくなってしまいます

既に与えられているものが見えなくなって
「ない」「私にはない」というところにばかり
意識が向いて　被害者のまま生きてしまいます

これでは　せっかく愛してくれているご主人がいても
心が満たされることはないのです

そんなKさんにこう伝えました

「愛されたい」という願いを持ち続ける限り
本当の愛は感じられないんです

Kさんは
よくわからないという表情をされます

もう少しお伝えします
頭ではなく　ハートで感じてくださいね

「愛されたい」と求めているとき
わたしたちは愛ではなく　愛情を求めているのです

女性の多くが言う「愛されたい」は
恋愛関係における愛情を求めています

「可愛いね」「愛しているよ」「大好きだよ」
「いてくれてありがとう」

そんな言葉をいつも言ってくれて

優しくエスコートしてくれて
強く守ってくれて
彼さえいれば私は安心！　みたいな感じかしら

それはお姫様の童話にでてくるような
素敵な王子像でしょう

でもここで想像してみて欲しいのですが

物質的に何でも持っているお姫様は　
本当に幸せでしょうか？

心が愛で満たされているでしょうか？

そして　あなたがなりたい姿ですか・・？

もしそれがあなたが願う姿であるのなら
どうぞその道を邁進してください

でもKさんは「いいえ」と仰いました

「お姫様は不自由そうです
私はハイジみたいに野原を自由に駆け回りたいです」

だったら　目指すところはそこじゃないよね
とういことです

ハイジは愛されたいと求めていないでしょう

ありのままの自分でいられることが　
何よりの喜びでしょう

物質的な豊かさよりも
「愛しているよ」と言われることよりも

自然を愛し　大切にしたいものを愛することができる人生を
心から願っているでしょう

ここで大切なのは
エゴの作り出した偽装の願いに惑わされず

「わたしの本当の願いは何なの？」

と自分に問いかけることです

人生は　愛されることをゴールにしてしまったなら
自分が置き去りになってしまう落とし穴があるんです。。

寂しさには2種類あります

インナーチャイルドの寂しさと
エゴの寂しさ　です

インナーチャイルドの寂しさは
本気で自分と向き合ったなら癒すことは
それほど難しくありません

難しいのはエゴの寂しさの方です

自分を生きられないとき　エゴはとても虚しいのです

頑張っても頑張っても
あなたが満たされていないことを
エゴはわかっています

そして　いろんな願いを作り出して
あたかもそれが真実かのように
あなたを惑わして　気を引こうとするのです

「これだったら　あなたは満足してくれる？」
「これが叶ったら　僕を愛してくれる？」

まるであなたの愛を確かめるメンヘラ男子のようです

エゴは　自分の存在を認めてもらえなくて
心が折れそうになっています
　（いえ・・　もう何度も折れてボロボロでしょう・・）

そのエゴの苦しさを
誰がわかってあげられるのでしょう？

あなたしかいません

少し耳が痛いことをお伝えします

誰かに愛されることを追い求めることは
実はフェイクなのです

愛を他者に依存する限り
本当の愛を体験することはできません

自分を生きることが疎かになり　
自分の人生から逃げる状態を作ってしまいます

愛してくれる誰かが　私を幸せにしてくれるであろう
だから　私は自分の人生をちゃんと生きなくてもいいんだ
自分の人生の責任をとらなくていいんだ

こんな風に　責任から逃れることができるのです

でもそれで　本当に幸せになれるでしょうか・・？

本当の愛を体験したいのであれば
幸せを誰かに依存したい気持ちを手放しましょう
そして　ちゃんと自分と向き合いましょう

人生の責任を回避する意識をよーく見ていくと・・
何から逃げているのかがわかります

自分の寂しさから逃げているのです

でももし
寂しさを適切に感じることができるのなら
寂しさは恐れる感情では　まったくなくなります

むしろ　寂しさや切なさが
愛を教えてくれるのだということを

あなたは体験することになるでしょう

条件付けの愛情ではなく　
愛を学ぶと決めましょう

そして　愛を体験するためには
自分の中の寂しさを愛することを
覚悟を持ってください

寂しさは　愛に出会う扉です

寂しさをごまかしている限り
真実の愛には出会えない

これを頭の理解からでもいいので
受け入れてくださいね

わたしが愛

わたしの中に愛がある

この感覚が育ったなら
「愛されたい」という願いが湧かなくなります

そして　その願いが湧かなくなった時
わたしはとても自由になりました

晴れやかです

一人の人間として　愛でいられることが
これだけ自分を幸せにしてくれるということが
わかっている今

愛される必要はないのがわかります

でも「わかって欲しい」という迷いが出てきて
それに巻き込まれたら

たちまち　愛の感覚が消えて
パートナーとうまくいかなくなるのです

期待が壊れる　わかってもらえない・・

そんな出来事を通して
神様が　あなたはそっちじゃないよと
愛とは何かを
あなたに教えようとしてくれているのです

この10年でわたしもずいぶん鍛えられました

期待は叶わないことを知りました

たとえ期待が叶わなくても
愛がなくならない

ということもわかりました

相手に求めなくなったとき
パートナーシップが穏やかになるのです

Ｋさんはおっしゃいます

「陽子さんはハイジのように生きていても
愛されていていいな」と

光平が言います
「陽子さんはそれを別に何とも思っていないよ」

ほんとそうなんです

愛されるとかどうでもいいんです

それよりも
内なる愛に繋がっている感覚が
わたしはとても好きです

今ここにいて
愛でいられることが
あなたを幸せにしてくれます

ぜひその安心を体験してくださいね♡

「愛されたい」という願いは持つものだけれど

それが時に　愛に出会う障害になることを
知っておいてください

相手の中に　ストーリーの中に
自分を見失ってしまいます

あなたは　既に愛されているんです

今ここに　こうやって『命』を与えられている
ということが

愛されている証です

愛情関係ではなく愛を学びましょう

安心して愛を生きてくださいね

愛されたいという願いを越えた
静かな安心と強さがそこにあるでしょう

今ここにいるとき
あなたは愛です

らぶ

陽子

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