本当のわたし | ありのままのあなたで生きる

冬至が過ぎ
冷たい凛とした空気に包まれていますね

庭の木々たちは落葉して　落ち葉が静かに
大地に横たわっています

それはまるで「おつかれさま」と優しく労ってくれているかのよう

一年をやりきった姿をそこに感じます

そして落ち葉が　これからの成長のための
土の栄養になっていくのだから
愛ですね

【冬至】から【立春】までの庭の静けさが
わたしは大好きです

落葉しているからこそわかる
木々たちの立ち姿

そこにはもう春の芽がちゃんと用意されていて
静かに寒い季節を耐えています

「耐えている」というのはきっと人間目線でしょう

木々たちは　ただ静かに
ここに存在しているだけなのでしょう

この季節だからこそ聴こえてくる
『今この瞬間の音』があります

ちょっと寒いけれど　風の声や今ここの声に
心を澄ましてみてください

今を感じているとき　わたしたちは自分の中の
神聖な領域へと足を踏み入れることができるのです

頭のお喋りがいっぱいの時には
絶対に感じられない『わたし』

静寂の中にいてこそ出会える『わたし』

その存在にふれた時
人は至福の涙を流すでしょう

それを『愛』と感じるでしょう

その存在が身近に感じられるのがこの季節

静けさの中にある存在を感じるとき
有り難いなと　一人うるうるしています

何にもゆらがない存在
どんなときもここにある存在
ただ黙って受け入れてくれる存在

これが人が求めてやまないものです

でもそこに出会うためには
誰かと一緒の仲良しごっこでは出会えません

自分が「一人であること」を受け入れなきゃいけないように
なっているのです

「たとえ誰も一緒にいてくれなくても
　たとえたった一人になっても
　今ここにいたいですか？」

10年前　マスターのこの問いに
わたしは迷わず「YES」と答えました

この存在と繋がることを
強く願っていたからです

たった一人でも
あなたは本当の『わたし』に出会いたいですか？

どんな願いも
どんな成功も

本当のわたしと繋がっていないと
虚しいものになってしまいます

現実が願う方に変ってきているのに
心にぽっかり空いた穴がなくならない

そんな方は　そろそろ
本当のわたしと出会う季節がやってきているのだと思います

先日のセッションで
クライアントのRさんがこんなことを言われました

「今　幸せなんです
　でも心から納得できていなくて
　2割くらいマイルドな不幸感があります」

なるほど・・

だから何かで埋めようと　頑張ってしまう
ふとした時に無価値観でつぶれそうになる
もっともっとと生きることにもう疲れた・・

お気持ちよーくわかります

こんな時　足りないのは　
『本当のわたしは誰か？』を知ること

言い換えるなら
それを知らない限り
心にぽっかり空いた穴は埋まらないでしょう

Rさんはセッションで導いた静けさの中に
いつもとは違う『なにか』を感じとられました

『なにか』はいつも
静けさの中であなたを待っています

静けさに対面した時・・

人間としての「寂しさ」を感じるでしょう
「怖さ」もあるかもしれません

「消えてしまう‥」　とエゴは抵抗するでしょう

でも　あなたが本当に心からそれを願うのなら
いずれ出会うことになっています
それが　魂の旅の目的だからです

一度出会ったとしてもそれは
騒音の中に消えてしまうから
何度でも　静寂に還ってきましょう

パートナーが一緒にいてくれない寂しさや
両親が見てくれない寂しさは

根源的には
本当の『わたし』から離れてしまった寂しさなのです

愛はいつも　今ここで待ってくれています

愛から去ってしまったのは
わたしたち人間の方なのです

本当のわたしに還ってきましょう

その愛の中でしか
わたしたちは一つになれません