どうにもならない事

 

生きていると 

どうにもならない事にぶち当たることがあります

 


たとえば 死

たとえば 別離


そして恋愛関係でも

好きな人から愛されないならば


それはどうにもできず心が痛むことでしょう

 

 

どうにもならないことは 痛いんです

 

「悲しい」「辛い」という感情を越えて

痛さを感じるでしょう

 

この体験はとても苦しいですが

実は 愛に目覚めるために起きている体験といえます

 

 

人間のエゴにとって 

「人の力ではどうにもならないことがある」

 

この事実を受けいれることが

 

人生をコントロールせず

委ねて生きるという在り方に

心を開くきっかけとなるからです

 

 

 

 


エゴは世界を自分の思い通りにしたいものです


でも出来事はそれを許してはくれません

 

 

愛はもっと壮大な物語を持っていて

 

人間の中にある あらゆる痛みを癒そうとしてくれます

 


なぜなら痛みを抱えたままでは

 

調和できないからです

 

 

あなたが 調和した愛の世界に生きたいと願うのなら

 

不要な痛みや思い込みを

手放さなくてはいけなくなるでしょう

 

 

でもそこにエゴは抵抗します!


痛みを感じるくらいなら

痛まないように出来事をコントロールしようとします

 

防護服を着て生きればいい

 

そんな感覚かもしれません

 

傷つける人と壁を作り

自分も間違わないように慎重になるでしょう

 

正しくあろうと必死になるでしょう

 

それもすべて

あなたを守るためのエゴの愛情なのですが

 

エゴを観察できる心が自分の中に育っていなければ

巻き込まれて思い悩むことになります

 

 

防護服を着てしまったなら

 

根源の愛と切り離されてしまい

余計に世界は辛い景色になっていきます・・・


世界は危険だ


誰も愛してくれない

欲しいものは得られない

 

だれも一緒にいてくれない・・

 

 

そんな孤独な世界に ずっと住んでしまうことになるのです

 

 

それがエスカレートしていき

どうにもならないところに行きあたってしまう・・

 

まるでそこは突き当りか 崖っぷちのようにエゴには感じられるでしょう

 

 

でもそんな時でさえ

本当は命の道は続いています

 

 

 

 

「こんなの幸せじゃない!」

 

もっと愛を感じたい

自分らしく生きたい

 

命はそう叫ぶでしょう

 

それが自然なことですね

 

 

水の流れが上から下へと落ちるように

何かをコントロールするのをやめたなら

 

必ず 命の流れは動き始めます

 

 

それを起こすためにも

どうにもならない事に直面するようになっているのかもしれません

 

 

痛みを感じている過去の自分と

痛みを避けるために現状を変えたくてフル回転する頭の自分

 

その葛藤が

愛を知るためのとてもいい始まりだということを

エゴは知ってか知らずかはわかりませんが・・・


愛や真実を求める魂さんたちは

いつか そこに追い込まれるようになっています

 

 

痛みに気づくことは 愛を知るはじまり

 

それを頭の片隅においておいてくださいね

 

 

そして痛みを体験するところまで来た自分を

愛してあげてください


魂のチャレンジャーなんです


そこに突っ込んでまでも 愛や真実を知りたいなんて

なんて勇敢なのでしょう


そして それを守ろうとしてきたエゴも

涙ぐましい努力をしてきてくれた筈です

 

その努力をわかってあげましょう

 


エゴを悪者として排除しようとしている限り

愛に出逢えません

 

 

そしてエゴを愛することは エゴにはできません

 

エゴを愛するためには

愛の自分が目覚めなくてはいけないのです

 

 

 

 

 

エゴを理解することは 季節がめぐってこないと難しいと思います

ちょっと難しくてよくわからない方はどうぞスルーしてくださいね

 

 

でも 愛の学びにおいて
最終的にはここにくることになるでしょう

 

 

インナーチャイルドよりも

エゴは複雑で深いテーマであり

人類が誕生したときからずっと人間が抱えている学びでしょう

 

 

わたしが通っていた学校の精神は 「愛神愛隣(あいしんあいりん)」でした

 

  神を愛しなさい

  そして あなたの隣人を愛しなさい

 

10代からずっと聞いてきたこの言葉の意味を

今更ながら深く感じます

 

隣人を愛する事は

あなたの一番の隣人であるエゴに愛を向けることなしには無理です

 

 

自分が自分を裁く限り

人を裁くことになります

 

 

長い間 心のことをお伝えしてきて

エゴを愛することなしに

真の癒しはやってこないことを痛感しています

 

 

そのきっかけとなるのが どうにもならない出来事です

 

どうにもならない出来事は

「今までのやり方ではもう無理だよ」 と教えてくれています

 

葛藤するのをやめて

コントロールしようとするのをやめて

 

目の前にあるものに委ねてみる

 

その機会があなたの人生に訪れたということです

 

 

 

まずは

痛みでカチコチになった心を緩めましょう

 

疑いと不信感で警戒しているエゴを緩めましょう

 

 

その時涙が流れるのなら それを許しましょう

 

涙はとってもいいものです

 

抑えず流させてあげてください

 

 

 

いつも愛はここにある

 

 

そのエネルギーを受け取ることなしに

癒しは起きません

 

 

これは頭にとって最初は???だと思います

 

「戦わずして 手にするものなんて何もない」

 

そんな世界にエゴは生きていますから

 

ただ与えられるものを受け取ることを

あなたは自分に許せないかもしれません

 

 

でもそれでも ゆだねてみてください

 

 

難しければ 祈ってみてください

 

「私を愛に導いてください」

 

そう真摯に祈る心が

あなたを緩めてくれるでしょう

 

 

 

 

わたし自身 30代後半から40代半ばまでは

葛藤の連続でした

 

どうにもならない出来事に遭遇するたびに

祈っていました

 

それは美しい祈りというより

必死の神頼みだった気もします

 

 

でも 愛に出逢うことができました

 

 

今でもエゴの葛藤が起きることはあります

 

でもそれも エゴが成熟されるために起きていることだと

今はわかるので その機会を歓迎できます

 

 

これを越えたら 愛が深くなる

 

それを体験から知っているからです

 

 

 

起きることを止めることはできません

 

 

抑えてきたものはいつかは体験されることになります

 

 

どんな闇にも光があたり 癒された時

 

本当の静寂がやってきます

 

 

静寂は怖いものではなく とても美しいです

 

 

だから どんな事も怖がらなくていいんです

 

生きることを体験しましょう

 

 

 

 

 

らぶ

 

 

陽子

 

 

 

 

 

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