真の父性を探し求めて

 

わたしが心の探求を始めた頃から20年が過ぎました
当時はSNSはそれほどなくて 情報は本がメインでした
ホント時代は進化しましたね

癒しの情報や知識が増え
実際に体験されている方も多いと思います

癒しのプロセスはまず 女性性から始まります

自分であること
あるがままを受容されること
愛のやさしさ 母性にふれること

その体験が傷ついた心をなおしてくれます

でもそれだけだと
自分を生きることへとシフトするには十分ではありません

女性性が癒されたなら
次は自分の中の男性性を使っていくことが必要です

これは女性であってもです

今日は父性について書いてみたいと思います



自分の中の男性性を使うことをやめて
男性に保護してもらうような人生の選択も
昔はあったと思います
女が自立を禁じられていた時代ですね

でも今は違います
女性も自立して自分を生きる時代です

女性は「女らしくありなさい」という昭和の教えのせいか
男性性を使うことが苦手です


父性のモデルは 男性に象徴されます

「理想となるような男性がいない」
若い男性からはそんな声をよく聞きます


トップダウンで周りを従わせるやり方ではなく
か弱いものや 小さな命を大切に守るような意識を持つ
そんな男性のモデルが少なかったことも原因しているのでしょう
(この数年 男性のリーダーが変わってきた気がします^^)

わたしは マスターが男性だったので
マスターの在り方を通して「真の父性」を体験することができたことは
愛を知るための貴重なプロセスでした

澄み切った青空のような広がりを感じる瞳
甘やかすことはないけれど大きく包んでくれる安心感

わたしが拙い英語で心を打ち明けた時
優しくハグしてくれたことは今でも鮮明に覚えています

彼の個人セッションを受ける機会がありました
「相談したいことは何ですか?」と聞かれたので


「男性への怒りがあります 男性は弱くてすぐ逃げます」
そんな事を打ち明けたと思います

わたしの感情を掘り下げるセッションになるのかと思いきや・・

マスターがわたしに伝えた言葉は
『謝罪』だったのです

申し訳ない
男性にはそういうところがある
だから今 私はこうやって目覚めを人々に伝えているんだ
許して欲しい


というような答えでした

衝撃でしたね

男性から謝罪されたことは
あの時が初めてだった気がします

男性も間違いを認めて謝るんだ・・
 
感情の解放などせずとも
マスターの行為が全てを癒してくれました

 余談ですが・・ 元夫は話合うたびに
 「お前が悪い お前は間違っている」という人だったのです




もしあなたが 女性性の癒しが進んでも

一歩踏み出せないのだとしたら
父性の愛を求めているからかもしれません

そしてそれを 実体験として周りの男性からもらったことがないため
イメージできないのでしょう

父性は 何か怖いもの 傷つけるもの
そんな誤解をしていませんか?
だとしたら 父親との体験で傷ついたチャイルドがいるでしょう

父親とて一人の人間です
完璧ではありません

男性社会で「男は泣くな」「強くあれ」と言われ
できないことをしなくてはいけなくて
傷つき苦しみを抱えてこられたことでしょう

もちろん 幼い子どもや女性への暴力、暴言はあってはいけないことですが
そうしてしまうくらい お父さんも傷つき
おかしくなっていたということなのです

あなたがお父さんとの関係でうけた傷を癒やすことで
家族に流れる父性の癒しが起きます
たとえお父さんが亡くなっていてもそれは起きてきます

すると不思議なことに 真の父性にふれる体験が起きてくるでしょう
(わたしがそうだったように)



真の父性は 何かを傷つけることはありません
むしろ 守るために自分が黙って傷を負うでしょう

黙っているがゆえに その傷が女性にはわからないのです
でも傷をわかられたくないのが男性でしょう


真の父性は 愛ゆえに断ち切ります

断つことは新しい旅立ちのためなのです
でもそれがわからない時 女性は冷たい、残酷だととらえるかもしれません


自戒もこめてお伝えしたいことは 女性がもう少し広い視野で
男性の生き方をみることができたなら
何かが変わってくるのではないでしょうか

被害者意識からではなく 愛があると思ってみてみてください

すると父性の感覚がつかめてくるかもしれません
そして
自分の中に眠っている男性性を育てることができるでしょう

男、女に捉われず 父性というものを理解してみましょう
 
わたし自身もまだ感覚的で言語化が難しいですが

シングルマザーの体験から家族を支えるために
父性が立ってきたのを感じます
 
たとえ男性から与えてもらえなかったとしても
期待するものがあるのなら 自分がそれを生きましょう
すると自分の中にある父性が育っていきます


厳しさの中にある ゆらがない愛
どんな天気でも生きるしかないという覚悟

この強さと命を育む母性が統合されたとき

愛を生きられるようになるでしょう



父性は今ここの深い静けさの中で感じます

静寂に身をゆだね 感じてみてくださいね

そこで感じるものは
GODであり
無限であり

とても静かな愛です


 
 
らぶ

陽子

 

 

 

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